輸送途中に商品が破損した場合、保険を適応させるためには

必ず相手国のダメージレポートが必要です。

 

日本に返品する前に相手国の郵便局にダメージレポートを出してもらうのです。

ダメージレポートというのは「商品が届いたら破損していました」という内容証明のようなものです。

これを相手国の郵便局に提出してはじめて保険が適応されるのかどうかの調査が可能になるのです。

 

 

基本、このダメージレポートを提出してもらわないと保険適応にはなりません。

証明できるものがないからです。

しかし今回、このダメージレポートの提出がなくても保険がおりましたという話です。

 

 

はじめに行っておきますが今回はかなりレアで特例的な感じなので

みなさんの最寄りの郵便局で同じことが通じるかと言われれば、それは分かりません。

「あなたと郵便局との距離」の問題だと言えます。

 

 

2月頭に$700弱のカメラを香港のバイヤーが買っていきました。

数日後にカメラが届いたと連絡があったのですが

カメラのシャッターダイヤルがくるくる回って壊れているとの事です。

 

 

また変なバイヤーにつかまったか?と思いました。

それで写真も送ってもらいました。

写真だけでは分からないのでユーチューブに動画をアップできる?と返信したんです。

そしたらそのバイヤー、ユーチューブに動画をあげてきたんです。

 

これはマジっぽいなと思いました。

しかもシリアル番号もしっかり写してきましたから。

見るとシャッターダイヤルが本当にくるくる回ってるんです。

さすがに笑っちゃいましたね。

 

 

え?! どうやったらこうなるかなぁ?

香港って近いから数日で届くわけです。

しかも箱の損傷も無いんですよ。届いて空けて見たら「くるくる」ですよ。笑

こんなのはebayカメラ輸出をやってて今回が初めてですね。

しかもすんなりユーチューブに動画までアップしてくれましたからね。

普通に送って箱の損傷もないのにこんな壊れ方します?

何かちょっと腑に落ちなかったのですが壊れているのは事実のようです。

 

 

で、このバイヤーは評価が一桁なんです。

だからリターンリクエストはしてなくて普通にメールしてきたので

まずはリターンリクエストをさせずに普通にメールのやり取りで解決しようと思いました。

多分初心者なのでリターンリクエストを知らないと思ったので。

 

 

リターンリクエストをすると確かバイヤーは3日以内にケースを開けられるようになるんです。

なのでなるべくメールのやり取りで解決しようと思いました。

 

なので、まずはダメージレポートを出して欲しいという事をバイヤーに伝えたんです。

これが無いと保険が適応されないというのを知っていましたから。

しかーし、ここで問題発生!

事前に何度も伝えてるのにもかかわらず、そのバイヤー、何を血迷ったのか

ダメージレポートを出さずにそのまま先に返送してきよったんです。

 

 

え~~~っ?! ちょっと、ちょっと~

先にダメージレポート出せって言いいましたやーん。。。

何してくれとんねん!!!

やってくれましたね~ 汗汗

いやーどうしたものか。

 

相手から発送されてまだ届いていのですが

郵便局に電話して聞いたんです。

こんな事情なんですけどどうにかなりませんかね~ 泣泣 って。

 

とりあえず香港から送られたトラッキングを教えときました。

まず商品を確認して保証適応案件で処理できるか確認します。との事でした。

 

 

その後、商品が届き、郵便局の担当者が事務所に来ました。

で、やっぱりダメージレポートが無いとこちらでも保険扱いにはできないと。

え~っ、まじっすか~

 

 

ただ、日本側で出すダメージレポートに香港の郵便局の印をもらえさえすれば承認できるとの事でした。

ハンコさえあれば保険が認められるとの事なんです。

それでその事をバイヤーに伝えて香港の郵便局にその旨を伝えたら

「それはできない」との回答だったんです。

まーーーじっすか。ハンコだけですよ?だめなの?と聞きましたが壊れた現物が無いと無理のようです。

いやーーこまったな。

 

 

コウはもうこれは正規のルートでは解決できないなと思いました。

で、もうこれは郵便局に交渉して内々で処理してもらおうと思いました。

そんな事ができるかは分かりませんが。笑

 

 

実際、香港から返送中に郵便局に相談の電話をした時に言っていたんです。

「なるべく保証を適応できるようにしますね」と。

コウはこれを逆手にとって、

「電話した時は保証が適応されるような事を言ってましたよね?どうにかなりませんか?」と詰め寄りました。

 

「こんな事は年に何回もないですから。実際こんな事は僕も初めてなんです。」

「郵便局とのお付き合いも長いですよね?かれこれ何年ですか?もう4年以上ですよね?」

「管轄の郵便局の決済で処理できませんか?この案件の事を上層部まで上げればそりゃ通りませんよね。」

「だからこの郵便局の決済でどうにかお願いします。決済権を持つ上司に相談してくれませんか?」

 

 

こんな感じでめっちゃ交渉したんです。

そしたら、、、

「所轄の決済で通りました。明日書類持って事務所いきますね。」という連絡がありました。

 

 

わーい、わーい。

何でも交渉してみるもんですね。笑

ちょっと強引でしたけどね。

 

 

でも、やっぱり思いました。

どんな世界でも裏技はあるんだと。笑

ま、裏技ではないんですが、それくらいならゴリ押しできる世界があるんです。

何でも諦めたらだめですね。穴はあるもんですよ。

強引に言ったらできる世界ってどこでもあると思いますよ。

 

 

これも長年の信頼と付き合いがあってこそできる事だと思います。

もちろん毎日のように事務所まで集荷にきてくれる人には

ジュースあげたり、ちょっとした「ワイロ」はあげてますよ。笑

「いつもありがとうね」とか「寒いけど(暑いけど)がんばってね!」とか

言いながら飲みのもとかもらったら嬉しいですよね?

 

もちろん郵便局員が失敗とかしたら怒る時もありますよ。

去年、保険の金額をめっちゃ間違ってた時が何回か続いた時は結構怒ったりもしましたよ。

 

 

飴とムチを使いながら

上げたり下げたりもしてますね。

でも基本郵便局もパートナーなので大事にします。

 

 

日頃のお付き合いがこういう時に効くんです。

なので皆さんも地元の郵便局員さんとも仲良くしてくださいね。

事務的に、機械的に接するんではなく温かく接してあげてくださいね。

優しさが蓄積されれば頼み事のひとつやふたつ聞いてくれますよ。笑笑

 

 

まぁ、でも今回はラッキーでした。

郵便局員に感謝ですね。

今度、何か差し入れします。笑

 

 

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