メリカリが設立されたのが2013年２月です。
それからもう５年以上が過ぎましたがこのメルカリの登場で
様々なところでその影響が出ています。
メルカリの登場によって各関連業界の経済効果は何と７５２億円らしいです。
下記の図で具体的に見てみてください。
メルカリを利用する人が増えた事で
商品を発送するために郵便局が儲かったり
梱包材とか購入するために100均が儲かったり
洋服を出品するからクリーニング点がその恩恵を受けたり
いやーほんとメルカリは良い事してますね。
と、言いたいところなんですが
メルカリによって業績が悪化したところもあるんです。
代表的なのがブックオフとかハードオフとかですね。
メルカリで売る方が簡単でしかも高額で売れるので持って行かないんです。
だって本１冊でもブックオフで買取ってもらっても100円とかですよ。
それを自分でメルカリで売れば500円とかで売れちゃいますから。
５倍ちがうわけです。
そりゃブックオフには売りませんよね。
消費者も賢くなってるんですよね。
という事は、、、
そうです。カメラも同じって事です。
カメラも自分で売る方が簡単で高く売れる事を知っています。
今までは代表的なヤフオクに出品してましたが
メルカリが出てきてより簡単にしかも数秒で出品できるようになったので
今までよりさらに自分で売るようになったのです。
という事はハードオフなどでも良いモノが集まらなくなっているのです。
商品不足ですね。
どんどんメルカリとかラクマとかで売るようになってきているんです。
そうなると町のリサイクルショップにも以前よりモノは集まらなくなっています。
キタムラでも最近はカメラが集まらないと聞きます。
安く叩かれるのでキタムラでは消費者も売らないんです。
しかしそうなってくると町のリサイクルショップも生きていけないので
どうするかと言えば、分かりますよね？
買取金額を高く設定するんです。
「他店舗より高く買取しまっせー」って感じですね。
他店より１円でも高く買取ます。という感じです。
なので、数年前より中古の買取価格は全体的に高くなっていると思われます。
カメラも同じでしょうね。
という事は仕入値と売値の幅は以前より小さくなっているでしょうね。
今後もこの競争は益々激化していきますよ。
その競争の中で僕らも生きていかなければいけません。
知恵を絞って絞って、行動して行動しないと負けますよ。
だから万年同じ手法では通じないのです。
ただ、消費者もモノを買ったら売る事を考えるようになってきているので
なるべく汚さずに綺麗に使うようになっています。
要はなるべく綺麗に使って高く買取ってもらう。こういう思考になるのです。
ということは以前より綺麗なモノが手に入るようになっていると言えるでしょうね。
なのでカメラも今までは箱なんて捨ててたけど
新品で買った時の付属品などは全て保管するようになります。
そして箱付き、付属品付きで買取ってもらうようになります。
価格は高くなるけど中古品の質は良くなる。
という感じになるのではないでしょうか。
綺麗なモノが出てきやすくなるでしょうね。
しかしそれは最近購入したモノですよね。
昔のフィルムカメラなんかは綺麗に使いようもないですからね。笑
ただ、高く売るために修理に出したり清掃したりする可能性はゼロではありませんね。
このように新しいサービスが一つ出るだけで
こんなにもいろんな業種に影響しますし
反対に悪影響を及ぼす可能性もあるという事なんです。
今回のメルカリの影響というのは
「カメラ転売」においては結構仕入れに直結する問題です。
こういう事がしっかり頭に入ってる人とそうでない人とでは
仕入れで確実に差が出ると思いませんか？
臨機応変に対応するということはそういう事なんです。
木を見て森を見ずではだめですね。
マクロ的視点で業界全体から自分のビジネスに落とし込めるように
常に意識してみてください。
何かが見えてきたりヒントがあったりしますから。
