こんにちは。コウです。

 

いろんな国にカメラなど発送してきましたが

当たり前の事ですが国によって発送の事情は様々です。

日本の様な国は珍しいのです。今日送ったら明日到着する。

このインフラのスピードは世界でもトップでしょうね。

 

 

なのでまずアメリカのバイヤーに驚かれます。

「3日で届いたよ~!!なんてスピードだ。信じられない」って。

アメリカの中でも端から端まで送ろうと思えば1週間かかる時もあるようで。

ま、そうですよね。時差があるくらいアメリカは広いので。

 

 

今までアメリカに送って輸送中にカメラが壊れたり紛失した事はほとんどないですね。

ただ、日本ではありえないクレームがあったりします。

 

 

確かNikonのF4sを発送した時の話です。

バイヤーからメールが届いたのですが

「届いたがファインダーの金具が折れているよ。このカメラは使えないね」

こんな感じのメールでした。

それで折れているというのはどこなのか返信すると写真が送られてきました。

すると、F4のファインダーを取り外した裏部分に電子接点の2mmくらいの

金色の接点金具が10本くらいあるのですが、その内の2本が折れていました。

 

 

しかしよーく見ると

シリアル番号が違うんです。

Nikon F4のファインダーはDP-20なんですが、この電子接点の下に

実は黒色の掘ったような文字でシリアル番号が刻まれてるんです。

結構よく見ないと多分分からないです。多分この事を知らなかったんでしょうね。笑

 

 

このファインダーのシリアル番号は送ったものと違うんですけど?ってメールしたらそれから返信ありません。

なかなか手の込んだ事してきますよね~

びっくりしましたけどいるんですよ。

 

 

その後も何回かありましたよ。

始めから壊れた部品を準備しておいて、クレーム言って値段を下げさせたりするんです。

こういう人間は値段を下げさせるのが目的なので、ピンときたら

「申し訳ありません。こちらでも確認したいので返品してください。もちろん全額返金しますし

アメリカから日本までの送料も負担します。」って返信するんです。

すると、一切返信が無かったり、使えそうなので頑張って使うよ、とか

勘違いだったよごめんね。とか訳のわからない返信があったりします。笑

 

 

アメリカは手の込んだクレームがあったりしますね。

真実はクレームではなく値引きをさせるための嘘です。

値段を下げさせようとまぁーいろんな事してきますよ。

レンズがあり得ない曲がり方していたり。

 

 

もしそれが輸送中の事故なら普通に返品してきますから。

また、やっかいなのが「税関職員が壊す」パターンです。

過去に数回ありました。

税関職員はほんと適当ですから。開けるカメラを確認するときも

レンズを直接指でベタベタ触ったり、落として破損しても

そのまま入れて梱包も適当だったりしますから。

めちゃくちゃ丁寧に梱包しても全く意味がなくなります。

元に戻さないんです。

そんな事があったとしても責任追及なんてできませんからね。

 

 

できることは掛けた保険をMAX使うことでしょうね。

なので経験上危険な国、輸送が雑な国の場合は余分に保険を掛けたりします。

高額商品の場合は尚更です。

 

 

輸送作業が雑な国で言えば、ヨーロッパですね。

フランス、イタリアあたりは結構雑ですよ。

なので梱包はしっかり何重にもしますね。

そしてこれらの国はバイヤーの携帯番号を聞いて記載します。

でないと届かなくて戻ってきた経験があるんです。

住所が分からなくても携帯番号を記載していれば配達員が電話するので届けられます。

 

 

あと、カメラが途中で盗難にあったという国があります。

経験したのはインドロシアです。

インドもロシアも途中で中身だけ無くて箱だけ届きます。笑

そりゃ、バイヤーはびっくりするでしょうね。

こちらも保険を掛けていたので問題ありませんでした。

 

 

こういう事があるので保険は掛けた方が良いと思います。

高額商品がメインなので全商品に掛けています。

ebayを始めたころは保険なんて一切かけていませんでした。

確率的には100件に1回くらいですから。

でもかなり高額な場合は保険掛けなくて何かあればパーですからね。

戻ってくるのは2万円だけです。

 

 

あとは中国ですね。

何かとクレームが多いです。

そして中国は中古カメラは関税が30%ほどかかるので

ほとんどのバイヤーは発送時の表示価格を下げて欲しいと要求してきます。

これに応じるかはケースバイケースですね。

実際には表示価格を下げても盗難紛失は今のところゼロです。

 

 

そして表示価格を下げて欲しいと要望があった場合は

「表示価格は下げられるけど、その金額がそのまま保険金額になるから

もし何かあった場合は、表示価格しかあたなに支払えませんよ。それでもいいの?」

と必ず聞きます。それでも良いという場合は要望どおりにしてあげます。

それならやめる。というバイヤーもいるのでこの質問はした方が良いと思います。

 

 

ただ、表示価格を下げた商品が盗難にあったり、紛失してしまった場合は

はたしてどうなるのか。

バイヤーはお金を払ったのにその何分の一しか戻って来ないわけです。

例えば$5000で買ったのに表示価格を$500にして送った場合

$500しか戻ってこないんです。バイヤーは$4500損するわけです。

 

 

これが実際に自分だっからどうします?

それは送ってもらう前に約束したからしょうがないな。って諦められます?

律儀な日本人ならそうするかもしれませんね。

しかし外人はそんなの関係ないですよ。

ガンガンリターンリクエストもしてケースも開けてきますよ。おそらく。

権利があるわけですから。

しかも表示価格をさげるのは違法ですからね。やっちゃいけませんから。笑

ebayでも禁止されているので。

 

 

ま、普通にバイヤーが買って全額強制的にpaypal口座から持っていかれるでしょうね。

これが怖いんです。

今まで1回もないですけどね。でもあり得る話ですから。

こういう展開も覚悟して表示価格を下げてくださいね。

確実にバイヤーが勝ちますから。

 

 

あとこんなのもありましたね。

中国の人が購入してくれたのですが中国名の名前が英語表記だったんです。

ebayに登録されている住所をそのままコピーして間違わないように記載しました。

しかし現地では中国名じゃないから本人の確認ができない。との事で

結局送り返されてきたんです。

は?身分証明書見せたら大丈夫なのでは?と返信しましたがダメでした。

わけわかりませんね。

 

 

なので中国のバイヤーに送る時は必ず中国名の名前で送るようにしています。

英語表記なら漢字の名前を聞いてからその名前を記入するようにしています。

ま、中国でも広いので田舎の場合がそうなんでしょうね。

 

 

何でも経験ですよね。

送ってみないと分からないしね。

問題が起こる前に対処したいですけどね。

そういうわけにはなかなかいかないですね。

 

 

まだ面白い話もありますがまた次の機会に。

 

 

 

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