こんにちは。コウです。
ebayで販売されている方なら経験あると思います。
リターンリクエスト。
「返品してくれ」というリクエストの事です。
このリターンリクエスト少し前までは
ご存知の方も多いと思いますが大変やっかいな項目でした。
バイヤーがこの「リターンリクエスト」のボタンをポチッと押すと
どんな理由であれ、そうそれが間違って押してしまったということであれ
評価ページに「リターンリクエスト 1」が加算されていました。
しかし、現在はリターンリクエストがあっても特に加算されません。
この点はかなりセラーの事をやっと考えてくれたんだなと。
ま、普通に考えたら当たり前の事なんですけどね。
現在はリターンリクエストされたからといって
パフォーマンスには一切影響しません。
ここからが大事ですよ。
パフォーマンスに影響するのは主には2パターンあります。
①リターンリクエスト → エスカレーション(ebayが介入) → バイヤーの勝ち
②ケースオープン → エスカレーション(ebayが介入) → バイヤーの勝ち
この「バイヤーの勝ち」だと仲介のebayが結論を出すと
ここで始めてパフォーマンスに影響します。
現状はエスカレーションされると
8-9割方「バイヤーの勝ち」になると思って良いでしょう。
何しろバイヤー保護はハンパないですから。
なのでセラーとしては
「ケースオープン」あるいは「リターンリクエスト」された時点で
バイヤーの要求を100%素直に聞き入れた方が得策です。
それが自分にとって理不尽な要求であってもです。
なぜかと言うと
バイヤーはリターンリクエストあるいはケースオープンした後
3営業日後にはどちらもエスカレーションできるからです。
バイヤーとメールでやり取りしている最中であっても
3営業日が過ぎると過ぎた時点で
バイヤーはエスカレーションできてしまうのです。
エスカレーションされたらどうなります?
ebayが介入してきますよね。
でどうなると思います? 殆どの結論は「バイヤーの勝利」となります。
稀に「セラーの勝ち」と判断される場合もあるらしいですがホント稀です。
それが現実です。
「バイヤーの勝ち」と判断されると
セラーダッシュボードの「Cases closed without seller resolution」の項目に
「1」が加算されます。
この項目って0.3%以上になると「Below Standard」に落ちるんです。
0.3%ですよ。3%ちゃいますよ。この0.3%っていう意味知ってますか?
例えばセラーダッシュボードのページを開くと
一番上あたりにプルダウンの項目で
Region:USA
Region:UK,Ireland
Region:Germany,Austria,Switzeland
Region:Global
って4つの地域がでてきますよね?
例えばここがUSAの場合
今までUSAのバイヤーに売った数字が200個だとしましょう。
「Cases closed without seller resolution」の項目が「1」加算された場合
アメリカに売ったのが100個なので、1/100になります。
1÷200です。これ何%になりますか? 0.5%ですよね。
この時点でアウトです。
0.3%以内でないとダメですから来月からBelow Standardです。
0.3%以内に抑えるためには最低でも334個売らないとダメなのです。
1÷334=0.00299 ですので。
334個売るまでに
「Cases closed without seller resolution」の項目に
1つ加算されるだけで次の月からBelow Standardに落ちるのです。
しかも0.3%以上に回復するまではず~~~っとBelow Standardです。
現時点でアメリカに200個しか売ってないのに
「Cases closed without seller resolution」の項目に1つ加算された場合
あと124個売るまでず~~~っとBelow Standardです。
月に50個しか売れなかったとすると何ヶ月かかります?
約2.5ヶ月かかるわけですよね。
2ヶ月以上はBelow Standardだということです。
Below Standardになってしまうと
全く世界が変わります。
全く売れなくなるのです。検索もほとんどされません。
検索順位なんて言葉もないくらい自分の商品が出てきません。
ebayで検索してもほとんど出てこなくなるのです。
それくらい厳しくなります。
そんな事になる前に
リターンリクエストあるいはケースオープンされた時点で
「こりゃ危険だな」と思うべきです。
ボ~っとしてたら3日後にエスカレーションされてしまいます。
なのでリターンリクエストあるいはケースオープンされた時点で
しっかり対応しないと「地獄」に落とされます。
ケースオープンあるいはリターンリクエストをされたら
「バイヤーの要求を飲む」方が得策だと言えます。
理不尽な場合でも、ムカついてもこれはしょうがないのです。
感情的になったらダメです。
あ、これは危険だな。と察知すべきです。
Below Standardになるよりよっぽどマシですよ。
Below Standardは地獄ですから。
ま、普通に販売していると
そこまでエキサイトすることはありませんがね。
しかし、この仕組はしっかり頭に入れておくと良いと思います。
ebayをやりだした初期の頃って
自分のセラーダッシュボードなんて見ないですよね?
でもしっかり見て下さいね。
セラーダッシュボードの数字によって全て決まりますから。