こんにちは。コウです。

 

レンズの状態に関しての問い合わせが

比較的多いのでまとめて発信しています。

 

昨日までは傷、クモリ、カビに関して

いろいろとお話しましたね。

今回は「バルサム切れ」=「バル切れ」に関してです。

レンズのバルサム切れ

まずはバルサムってなんぞやって事ですが

バルサムというのは

レンズとレンズを貼り合わせるための接着剤の事です。

その接着剤が経年劣化などにより剥がれてくるのを

バルサムが切れた=バル切れと言います。

 

バルサムというのは天然樹脂をベースにして作られた接着剤で

いわゆる「色消しレンズ」に使われていました。

現在のレンズは合成樹脂(硬化型樹脂)が使われているので

経年劣化によりレンズが剥がれるという事はほとんどありません。

 

 

「バル切れ」が出るのは古い昔のレンズが殆どです。

バル切れの原因は主には「経年劣化」と「気温、湿度の急な変化」

この2つが原因のほとんどです。

 

 

バル切れの症状はレンズによって様々です。

くもりがかったようなバル切れもありますし

代表的な虹色になったりもします。

 

バル切れは発生した大きさと場所によって

レンズへの影響があります。

レンズの端であればほとんど影響がありません。

レンズ全体がバル切れならアウトです。

バル切れはくもりと同じくらい撮影に影響します。

 

特に後ろ玉にバル切れがあれば

結構撮影に影響すると思います。

バル切れは修理に出しても殆ど直りません。

バル切れになっているレンズ群を交換するしかないと思います。

 

 

相当高価なレンズにバル切れがあって

そのレンズ群を交換してまで価値があるなら

レンズを交換するのもOKですが、

修理屋に交換するレンズ自体無い場合がほとんどです。

 

 

なのでバル切れのレンズは仕入れない方が良いです。

撮影に影響しないレベルであればOKですが基本はスルーです。

バイヤーはバル切れも嫌がります。

少々のバル切れなら気にしないという方ももちろんいます。

 

 

出品ページにはバル切れの事をしっかり記載してください。

そしてその写真もちゃんと掲載してください。

掲載するとどれくらいのバル切れなのかが分かるので

逆に売れ易くなると思います。

その事実を隠して出品すると返品の可能性がグンと高まります。

 

 

基本は正直に記載するという事です。

正直に書きながらも掃除、写真のスキルでカバーするんです。

バイヤーに

「バルが少しあるけど全体的には綺麗だから買っても良いかな」と

思わせることができるかどうかですね。

それだけじゃないですけどね。

 

マイナス面をどれだけプラスにもっていけるか。です。

 

 

以上 傷、クモリ、カビ、バル切れに関して

ひとつづつ説明しました。

気をつけるポイントは理解してもらえたと思います。

 

もし何か聞きたいことなどありましたら

上の「お問い合わせ」から質問してくださいね。

 

 

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