こんにちは。コウです。
最初に言うときますね。
今日の記事は長いですよ。笑
時間ある時にじっくり読んでくれともいいかと思います。
最近は同年代の読者からいろいろと相談を受ける事が多いですね。
カメラ転売をはじめたのだがなかなか利益が出ない。とか
どう仕入れていいか分からない。とか
とにかく1度話を聞いて欲しいという事でスカイプで話す機会が増えてます。
ちまたにはカメラ転売の塾とかスクールがごまんとあります。
ここ10年でカメラ転売というのは「稼げる転売」として定着した感じがします。
もちろん成功者もそれだけ排出されているので
年々、いや月ごとにカメラ転売に参入する人も増えているという事です。
どうでしょうね。
月に100人くらい増えているんでしょうかね。
ちまたの塾とかスクールとかって1度にドバっと募集かけますよね。
それで20人とか30人とか集めますよね?
そんなスクールが5つあったりするともうそれだけで
100人とか150人とかになってますよね?
その中で1年以上続く人がどれくらいいるんでしょうか。
多分半分以上は脱落するイメージです。
半分残って50人とかですね。
5つのスクールで50人残る。
そのスクールは年間で2回以上は募集かけますよね。
それで倍の100人ですね。
スクールとか塾って5つだけじゃないですよね。
まぁ、1度で30人ほど集客できるスクールも限られますが
その他小さく募集をかけて個人レベルで教えている人もいれたら
年間で200人ほどは増えているのでしょうか。全くの推測ですが。
200人として月に17人ほどは参入してきているという事ですね。
これって少ないのか?多いのか?
すいません。結論の出ない話でしたね。
参入者はもちろん少ない方が良いに決まってます。
しかしカメラは稼げるので参入者は増える一方でしょうね。
コウがカメラを始めたのが2009年ごろです。
そのころはもういわゆるカメラ転売の「走り」だったのでヤフオクでバンバン売れましたね。
面白いほどに。出せば確実に何でも売れてました。
しかもほぼ100%利益で、取消しなんかほとんど無かったですね。
1円出品からでもバンバン売れましたし、確実に仕入値より上がって落札されてました。
利益率もちょうど今のebayほどありましたね。20-30%ありましたね。
まさに入れ食い状態でした。
当時の仕入れも今考えると難しくはありませんでした。
もちろん努力はしましたが、モノがあるので素人でも買えるんです。
店舗に仕入れにいくと確実に仕入れられましたし
コウも関西から東京にバスに揺られて仕入れにいってました。
帰りはトランクケースのような大きいバックにカメラがいっぱいという状況でした。
週1回ペースで行ってましたね。1回で20個ほど仕入れてました。
まさにバンバン仕入れてバンバン売る。
回転回転で現金をくるくる回す回す。笑
だから資金が現金で50万あれば月に4回転ほど。
これでもう200万ですよね。
さらにここにカード枠とか普通に100万とかありますから
それも含めるとカードでも4回転なら400万買えますからね。
それで合計600万ですよ。
600万の資金が使えて、出したら売れるし、仕入れもさほど苦労しない。
しかも利益率も20-30%あったらそりゃやりますよね?
やらない理由は見つからないほどです。笑
利益いくらいになります?
600万を全部売って利益率20%ですでに120万ですよ。
カード使わずに現金50万だけでも200万使って利益40万ですからね。
そりゃみんなやりますよね。当初はそんな感じです。
しかも仕入れるお店側もヤフオクでの転売なんて
まったくほとんどやっていない時期でしたから
転売ヤーに対する免疫も一切ないんですよ。
店側にとっては買ってくれるからめっちゃ良い客なんです。
カメラの相場って崩れにくいとかって言いますよね。
もちろん他の商品に比べると変動幅はそこまで大きくありませんが
それでも相場は変動はしてます。
でも2009年当時は今の相場と比べるとかなり低かったですよね。
要はお店側の値付けとヤフオクでの落札価格の差が結構あったんです。
だからみんな稼げたんです。面白いほどにね。
でも、それでも塾に通っても脱落していく人もいましたよ。
何割かは必ず脱落者はいるもんですからね。
そして2009年当時は円高だったというのもあって
ヤフオク転売も稼げましたが
カメラをebayから輸入して国内のヤフオクで販売するという手法もかなり稼げてましたね。
カメラ輸入のスクールなんかも出てきた時期ですね。
そんな流れでそこからドバーっと「カメラ転売」自体が流行りだして
いろんな人が実践するようになってヤフオクにもバンバン参入してきました。
それでもカメラは売れに売れましたね。
それからどれくらいかな。
5年くらいは全く同じ手法でずーっと稼げたんじゃないでしょうか。
特に何の努力をしなくても一度確立した方法で仕入れも特に苦労せず
ヤフオクでも相変わらずバンバン売れてました。
2011年に円相場が1$=80円とかの円高になってからは
さらにebayカメラ輸入に参入する人も増えていきました。
雑誌などでも国内、海外問わずカメラ転売が結構紹介されてましたね。
その後コウもebayに参入しました。それがたしか2013年の夏頃でした。
この時期からは逆に円安が進行してきてこれはチャンスかなと思ったんですね。
下記の画像を見ると分かると思います。
ebayに参入した時期はコウもかなりいろいろとしんどい時期でもありました。
3人ほどバイト含め人を雇ってたのですが全てやめてもらい
再度また1人から再スタートを切った時期でしたね。
一時期は$1=120円を超えていたのでかなり稼ぎやすかったですね。
例えば同じ月売上$30,000でも円相場が20円違うだけで売上自体も60万変わってきますからね。
月で60万違うから年間では720万違うんですよ。
利益率20%としたら月に利益だけで12万違うんです。年間なら利益だけで144万の差です。
為替が20円違うだけでそれだけ利益も売上も変わってくるんです。
ちょうどebayを始めた2013、2014年ごろも結構稼ぎやすかった記憶がありますね。
逆にヤフオクは少しずつ利益率が落ち始めた頃だったと思います。
コウはこの頃は完全にebayに移行していたのですが
カメラ転売仲間の話をよく聞いてました。利益率が前ほど取れなくなったと。
ヤフオクはそれだけ参入者が増えたんですね。
同じカメラを出品しても今までなら5人程度のライバルだったのが10人、15人と増え出した時期ですね。
2014、2015年あたりからヤフオクの利益率も少しずつ落ちてきた感じですね。
2010年あたりはヤフオクでもフィルムカメラ系で30%ほどあったと思います。
デジタルでも20%ほどはあったと思いますよ。
それが5年も経つとヤフオクのライバルも増え
お店側も転売屋を嫌う店舗も出てきて、出禁くらった人もいましたね。笑
そして転売屋には売らないという店もちらほら出てきて
店でスマホを見て調べている人間はかなり白い目で見られてましたね。
2ちゃんねるでもカメラ転売ヤーがかなり叩かれてたし
ヤフオクのIDも細かく調べられて
「こいつは○○塾出身のやつで、普通の良品を極上品とか偽って売ってるやつだ」とか
住所とか会社まで調べられて参ってた人もいましたね。
ま、ノークレーム・ノーリターンで無茶苦茶やってた人もいましたからね。笑
そして何と言ってもコウがこの約8年間で変わったなと思うのが
カメラを売っているカメラ屋です。
初代のiphoneが発売されたのが確か2007年でしたね。
それからスマホが爆発的に普及してきました。
スマホが普及してからスマホに搭載されているカメラの機能が抜群に向上したんです。
そこからどんどん全体的にデジタルカメが売れなくなったんですね。
コンパクトデジカメなんかは全く売れなくなり
その波が徐々に徐々に一眼レフカメラにも押し寄せてきたんですね。
その間ミラーレスカメラという革新的なカメラも発売されてきましたが
結局スマホの波には勝てなかったんです。巻き返すまでには及びませんでした。
日本のカメラメーカーの業績は国内市場は飽和状態で売上も右肩下がり。
反面、海外では業績を伸ばしたメーカー&時期もありましたが
カメラメーカーは今でももがいてますが、その当時もなかなかしんどい時期だったと思います。
そういう状況の中なので
もちろん日本全国に大小あるカメラ屋さんもそりゃしんどくなりますよね。
コウが過去に仕入れていたカメラ屋さんも4店舗つぶれました。
スマホの大きな波に飲まれてからは業績が回復せずじまいでしたね。
今、生き残ってるカメラ屋さんは結構な努力をして
生き残ったカメラ屋さんだと言ってもよいと思います。
生き残るためにカメラ屋も必死なんです。
いつ頃ですかね。2013年前後からでしょうかね。
メジャーじゃない街のカメラ屋さんもヤフオクに出品するようになりました。
もちろんもっと前からヤフオクに出してる店もありましたが
え?こんな小さい店がヤフオクに出品してるんだ。と。
今まで近所の人しかお客さんじゃなかったのが
ネットに出すことによって全国の客を相手にしだしたんです。
もう今ではカメラ屋がヤフオクに出すのは当たり前になってますよね。
知ってる人もいると思いますが
ヤフオクだけじゃなくヤフーショッピング、Amazon、楽天、
そして海外のebayにも出店してるカメラ屋も結構あります。
しかもebayアメリカだけじゃなく、ebayオーストラリアにも
直接出品しているカメラ屋もあるほどです。
カメラ屋もネットでカメラを売るようになったんです。
ここ6-7年だと思います。
そういうカメラ屋は「世界の相場」を知ることになるわけです。
今までは日本の相場しか知らなかったわけですよね。
ヤフオクに出したら案外ちょっとした付属品でも
結構頻繁に買う人がいるという事が分かり、
海外のebayなんかに出品してみたら
日本の相場よりかなり高値で買う人がいるという事が分かり
カメラ屋も世界の相場を知る事になったんです。
まぁ、当たり前の流れなんですけどね。
人間、追い込まれたら知恵出しますでしょ?
火事場のクソ力ってやつですかね。笑
だから街のカメラ屋も知恵も付けて力も付けて来てるんです。
すると価格差でご飯を食べていたカメラ転売屋はどうなりますか?
価格差がどんどん無くなってきますよね?
当たり前の事です。
高く買うお客さんがいればおのずと販売価格も高くなりますよね?
海外からカメラのバイヤーが日本まで購入しにくるんですよ。
その時、日本人より高く買っていくんですよ。彼らは。
海外で、そして自分の国でもっと高く売れるから。
そうなればそりゃ、高く買う人に買ってもらいますよね。
そして国内のカメラの価格はじりじりと価格を上げていくわけです。
ま、それはものにもよりますし、どのカメラなのか、レンズなのかにもよりますよ。
でもフィルムカメラ系なんかはじりじり上がって来たのをコウはひしひし感じてます。
そしたら僕らカメラ転売ヤーはどうしますか?
普通に仕入れてたらダメだというのは誰が見ても分かる話ですよね?違います?
みんな努力してるんです。
生き残るために。
カメラメーカーもそうだし、それを売っているカメラ屋もしかりです。
いろんな努力をしているわけです。
そしたら僕ら転売ヤーも努力せんどダメでしょ?努力してますか?
仕入れができないできないと言いますが何か努力してますか?
500円でも1000円でも仕入値を下げるためにはどうすべきなのか。
どこから仕入れが可能かのか
ものも良くて安く仕入られる場所はどこにあるのか。
考えていかないとそりゃ勝てないでしょ?
必死に考えて行動しないと。
同じ事をしていても生き残れませんよ。
何でもそうですよね。カメラ転売に限らずです。
カメラ転売を始めて数ヶ月で終わるならいいですが
ずっと長くやりたいなら、長くやれるだけの方法をみつけて
それをさらに磨いていかないと気づいた時にはもう遅い。って感じになりますよ。
コウは今フィルムカメラをメインに販売してますが
このフィルムカメラも今後ずっとずっと存在すると思いますか?
時間が経てばそりゃキレイなものも壊れていくし動かなくもなりますよね。
フィルムカメラ系はもう生産していないのだから限りがあるわけです。
今後10年も20年も稼げないですよ。
数が少なくなって希少価値が高くなるのは間違いないとは思います。
でも絶対的に数は減っていきますよね。
今のように普通にカメラ屋には無いかもしれませんよ。
デジタルカメラはすぐには無くならないでしょう。
しかしデジカメの転売は利益は取れますが薄利です。
価格差がそんなにありませんし希少性も無いし、世界中で生産してるし、簡単に入手可能です。
フィルムカメラが無くなりつつあって
デジカメだけの転売をするなら
薄利多売でも耐えうる状況をつくっとく必要がありますよね。
資金が豊富とか。社員、アルバイトがいて。とか。
カメラ自体が無くなる事はそうそう無いと思いますが
テクノロジーが発展すると無くなる可能性も無きにしもあらずだと思います。
最悪のケースを考える必要はありますよね。
例えばヤフオクがいきなり手数料を20%にあげてきたとか
ebayもしかりです。手数料の大幅な変更とかあったらどうします?
それに耐えられなければ「店じまい」ですよね。
ebayなら為替相場に左右されますよね。
$1=80円の超円高時代がまた到来したらどうします?
今はAmazonもebayも顧客数も増えてますし
即、無くなるとか大幅な変更はあまり考えられませんけど。
でもリスクは常に考えておくべきです。
コウは正直ずっとカメラが稼げるとは思ってません。
「今は稼げる」というだけです。
その「今」というのが何年先まで続くのか。それは分かりません。
でも8年目ですけどね。
運良く8年は稼げました。でも未来は分かりません。
コウは稼げなくなるまでカメラは続けますが。
全てを自分でこなせるようになっておかないと
後で自分が苦労します。
特に仕入れに関しては自分で仕入れられるようにしておかないと。
誰かに頼って、仕入れてもらってたのでは自分の「血と骨」にはなりません。
もちろん学び始めのころはそれも良いです。
先生が仕入れたものを買わしてもらう。そして学ぶ。
この段階はOKです。
しかし、そこに依存しないようにしてください。
自分で仕入れる。もっと安くしいれる。
そしてさらに下で仕入れるためにはどうすればよいのか。
考えて、考えて考える。
そして実行してみて行動して、失敗もしながら前にすすむ。
すると小さなヒントが見えてくる。
こういう過程を経ていない人は
自分一人では何もできなくなるんです。で、あきらめて終了なんです。
カメラ転売は依存体質が一番怖いです。
特に今はいろんな塾とかスクールとかあるので。
基本的にスクールの運営者側は依存させようとしますから。
そこで学んだら、次は自分で独り立ちできるようにしないと。
だからコウのコンサル生には
徹底して一人でも生き抜いていける「ノウハウ」をしっかり伝えようと思っています。
だから超の付くほどのマンツーマンなんです。
一人ひとり資金も違うし考え方も違います。目標も違うし。環境も違いますから。
その人に応じた戦略を一緒に練ってちゃんと独り立ちできるように心底フォローします。
その人に合った仕入先、その方法
資金量に合った作戦を立てて
その人の目標と月の達成度合いによって作戦をまた立て直します。
カメラ転売はあくまで次のステップです。
ひとつの収入源に過ぎません。
これからの時代、最低でも3つの収入は持つべきです。
カメラ転売で商売の基本を学び
次のビジネスにも十分活かせると思います。
今までで最長の記事になったかも。笑
何でもそうですが試行錯誤して考えて行動しないと淘汰されます。
稼いでいる時、儲かっている時こそが一番危険だとコウは思っています。
その時に調子に乗ると必ず何かしらやられると思ってます。
ブーメランのように自分に返ってきますから。笑
そしてコウと同じ40代のみなさんへ。
人生はこれからです。
これからなんぼでも夢は叶えられます。
昨日、たまたまTVで将棋界の重鎮、ひふみんさんの番組を見たんです。
腹がちぎれるほど笑いましたが。
あの人、76歳ですよね。70代も後半で超ブレイクですよ。
人生の後半をいろんな意味で豊かにするためにも
今、動ける時に動きましょう。
いろいろ苦労があったり悩みがあったりしていると思います。
40代はいろいろありますよね。
でもあなたなら必ず乗り越えられるし、今からでも変われます。
人生のV次回復も十分可能です。
頑張れ!40代!